【幾何学的な造形美】『ビスマス鉱石を使った、ハンドメイドアクセサリーの魅力をご紹介』
今回のおススメは【幾何学的な造形美】と題して、『ビスマス鉱石』を使ったアクセサリーのご紹介をしたいと思います。
◎目次
◎ビスマス鉱石って何?
自分もあまり馴染みのない金属だったので、少し調べてみました。
ビスマス鉱石は、日本名は『蒼鉛(そうえん)』と呼ばれてる金属だそうです。
下の写真の様な、結晶状態で産出されることは殆んど無く、他の金属の不純物として採掘されるのが通常のようです。
ちなみに、ビスマスの原子番号では83番目の元素で、元素記号は Bi です。
元素周期表を見ると、鉛の次に重たい金属だと言うのが分かりますね。
日本ではビスマス単体での産出鉱山は無く、タングステンや銅などの副産物として生産されています。
通常は淡い赤みかかった銀白色の金属で、金属としては比較的低い温度で溶融します。
上記の特徴のほかに、柔らかい金属で無害なことから、鉛の代替品としても利用されます。
また、ビスマス化合物は医薬品など( 主に整腸剤等)としても使用されていたこともある様ですが、今は殆んど使われることはなくなった様です。
【参考文献:日本大百科全書(ニッポニカ)・ビスマス】
◎あの形はどうやって作られているの?
上の写真の様に、ビスマス鉱石は独特な幾何学形状に結晶化します。
これは自然になるものではなく、一度溶かして再凝固する過程で『結晶化』した状態になります。
さらに空気中の酸素と反応して、表面に酸化被膜が形成されます。
その酸化被膜に光が干渉(反射)して、この独特の虹色の光沢が生まれるのですね。
とても綺麗な結晶になるので、アクセサリーとしても人気があるそうです。
YouTubeにビスマス結晶の作る動画がありました。
火を使ったりと、結構作るのが大変そうですね・・・。
綺麗な結晶を作るにもコツが要りそうです。
◎クリエイターさん&作品紹介
今回、ご紹介するクリエイターさんは『h-favorite』さんです。
自然豊かな北海道で、ハンドメイドアクセサリーを作られている方であります。
ビスマス鉱石やシーグラスを使って、独創的なデザインのアクセサリーを作っておられます。
特にビスマス鉱石を使った『ネックレス』は、ブルーの光沢とゴールドのワイヤーのコントラストがとても美しい逸品であります。
WEBショップはこちらをご覧ください。👇
今回は、ビスマス鉱石の特徴と魅力を主にご紹介してきましたが、溶けた金属が自然に幾何学形状になるのは、何とも言えない不思議さと神秘が感じられますね。
では、また次の『世界の逸品』をお楽しみに!(=゚ω゚)ノ
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